2016年5月13日金曜日

「環境犯罪の実情と対策」セミナー報告

2016年5月7日、上智大学「環境犯罪の実情と対策」をテーマに 法科大学院の北村喜宣教授の声かけにより、セミナーが開催 されました。  先生は2015年に「環境法」=発行:有斐閣ステゥディアを出版されました。



密対連事務局も参加し、警察庁と共に密猟対策について話しました。 今までは、野鳥の会、行政、鳥獣保護員、警察等が対象に話をさせて 頂いてきましたが、今回は憧れの上智大で法律を学んでられる学生 さんが対象であり、少々緊張気味でした。
(写真参照:左から北村教授、津田管理官、中村、石渡氏)

警察庁からは、生活安全局 生活経済対策管理官、他2名が参加され、 警察庁の環境犯罪による取り組みの現状が報告されました。 次に、千葉県で不法投棄等を専門に取り組んでられる石渡氏による 途方もない産廃物、その他の現状を聞きました。 北村先生のご挨拶にもありましたが、『犯罪』をテーマにセミナーを開くなど 全国でも初めての試みではないでしょうか?

密対連としては将来、法律に携わる若い人たちを対象に話をさせて頂けたこと、 又とない機会と感謝しています。


2016年5月7日土曜日

~広島から~



2016年4月、広島の警察署において、メジロ違法飼養事件があった。
押収されたメジロは12羽で無事「種の識別鑑定」を終了。
被疑者は、広島市内に居住する会社員の男性(61歳)で、独り暮らし。

【発覚の端緒及び捜査状況】
4月26日午後3時頃、被疑者宅で火災が発生し、駆けつけた広島警察署の初動捜査班員が、
被疑者宅の母屋と離れの狭い通路に、メジロ籠約30個が積み重ねられているのを発見。
その内、12個のメジロ籠に各1羽のメジロ合計12羽が入っていた。

「1年位前から飼養しており、全て貰ったものだ。」と主張。
愛玩飼養の申請履歴はなく、自宅では密猟道具も発見されており、
かなり前から違法捕獲を繰り返していた可能性がある。

個体は、翼の損傷が著しく、リハビリのため安佐動物公園に収容(12羽)
リハビリ後、放鳥の予定。       (尾道市 W)